琉球大学病院臨床研究支援センター
けがや病気の時には、手術やお薬を使って治療します。お薬による病気の治療や予防は20世紀後半から急速に進み、新しいお薬がたくさん世に出るようになりました。
新しいお薬のおかげで、それまでは治らなかった病気が治るようになり、手術をしなくても病気を治せるようになってきました。このように、お薬は多くの人々の生命や健康を支えています。現在、私たちが使用しているお薬は、これまでの多くの方たちの協力により生まれてきたものです。
しかし、未だ治せない病気もたくさんあり、また、より効果が高い、より副作用の少ないお薬をつくるためにも、新しいお薬の開発が必要です。
開発中のお薬を、「お薬」として使えるようにするためには、人の病気に役立つかどうかを、健康なボランティアの方や患者さんに使っていただいて、有効性(効果=主作用)と、安全性(副作用)を調べなければなりません。
このように、人で有効性や安全性などを調べ厚生労働省から医薬品として承認を受けるために行う試験のことを「治験」とよんでいます。
新しい「くすり」が使えるようになるためには、次に示すような決められた手続き、段階を経なくてはいけません。
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